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2016

4年生インタビューpart3

                                                         写真:松井



先日の早慶戦にて引退した4年生に最後のインタビューを行いました!!4年生の生の声をお伝えします!

松井(法法4年;松)

野田(総合2年;野)

野 今回は主将の松井さんにインタビューしたいと思います。4年間を振り返って良かったことや、達成したことなどがあれば教えてください。

松 4年間を通して良かったことは、竹鼻コーチやOBの方々から様々なアドバイスをいただくことが出来たことです。高校では指導者のいない環境で、何をするにも手探りの状態でした。この部では、竹鼻コーチや、OBOGの方々、練習参加するチームの先生方など、様々な方からバドミントンの技術はもとより、気構えやご自身の経験など本当に色々なお話をうかがうことが出来ました。これらは、聞いてすぐは分からなくても、練習をしていくうちに分かることもたくさんあって、今では私のとても貴重な財産です。

松 嬉しかった事は、4年間で最後の慶早戦で勝つことが出来たことです。高校から6年間、体育会バドミントン部にお世話になり、多くの方に応援をしていただきました。現役中は中々試合に勝つことも出来なかったのですが、現役最後の試合である慶早戦で、応援して下さった方々の前で勝利をすることが出来て、喜んで下さっている姿を見て、少しは恩返しできたのでは、と感じました。

野 4年間を振り返って辛かったことや、心残りがあれば教えてください。

松 心残りはないです。あの時こうしていれば、とか、なんで勝てなかったのか、というのはもちろんありますが、それもひっくるめてすべて自分の行動の結果なので、後悔はしていないです。

野 ではこんな時は特に辛かったなと感じたことはありますか?

松 辛かったことはたくさんあります。入部してから、最初の春リーグで負けてしまったこと、その次の秋リーグでもチームの勝利に貢献できなかったことは、とても悔しくして辛かったです。1年生の時は、まだバドミントンについてもよくわからなくて、言われている内容もあまり掴めずに、とにかく混乱していました。練習に行くことが辛いこともありました。そこで踏ん張ることが出来たのは、監督、コーチ、先輩方が辛抱強く接して下さったおかげだと思っています。辛いことについては、話し出すと長くなるので割愛します。笑

野 では代が替わり、主将になって、苦労したことや、心掛けていたことがあれば教えてください。

松 主将になって一番難しかったことは、チームを1つにまとめることです。このチームは、男女合わせてだいたい30人くらいの規模ですが、この人数でも部員1人1人のキャラクターは全く違っています。この組織を、勝利という共通の目標のためにいかにまとめ、進ませるかという事が常に私の考えの中心にありました。正直なところ、完全にうまくいったというと、そうではない部分はあります。ただ、チーム全体で、良くなった部分も確かにあると感じています。

松 意識していたことは、いくつかあって、部の中に習慣を作る・自分自身の軸をぶらさない・部員のモチベーションを常に気にする、といった点があります。

「部の中に習慣を作る」というのは、自主トレーニングや、日々の練習の振り返り、練習前の準備など、とても大切だけどさぼりがちなことを、最初は意識的にやらせて、徐々に「あたりまえ」のこととして部に定着させたいと考えていました。バドミントンにおいても、監督、コーチから、日々の積み重ねの大切さや、反復練習をしていく中で無意識にまで技術を落としこまねばならないと言われてきました。それを日常においても実践したいと思っていました。

松 「自分自身の軸をぶらさない」は、何があっても、私の行動の基軸を変えないということです。また、なるべく感情的な起伏もできるだけ抑えたいと思っていました。リーグ戦の間やその前後は、結局感情は全部表にでてしまいましたが、、、。

松 「モチベーションを気にする」というのは、「勝つ」という目的のために練習を組んだり練習に向けて色々と準備をするわけですが、各々が意欲を持って取り組まないと意味がないので、それぞれの部員の様子を見ながら、ぎりぎりのところを日々模索して接していました。振り返ると少し顔色をうかがいすぎたかな、と思う部分もありますが、やってきた方向性に間違いはなかったと思います。

野 早慶戦をおえ、引退した今の心境をお伝えください。

松 早慶戦を終え、部を引退したわけですが、突然毎日の練習が無くなって正直少し戸惑いもあります。ですが、今の時期は、お世話になった方にメールや手紙、もしくは会いに行ったりしてお礼やいろいろなお話をさせて頂いているのですが、これまでのことを思い出す機会も多くて、たった数年のことですが、ものすごく懐かしく感じます。特に、私が主将を任される前のことは本当に昔のような気がしてしまいます。その頃の私は、今の私から見ても本当に可愛くない後輩だったと強く感じていて、そんな私にも優しかった先輩方への尊敬は日に日に高まる一方です。

また、不思議なもので、あれだけ大変だった日常も、なくなると恋しくなってしまうものですが、あの時感じていたきつさも忘れないようにしたいと思います。笑

一方でチームはすでに上村新主将のもとで始動していて、私も自分の今後のことや、卒論などに区切りがついたら、出来る限りサポートをしたいと考えています。特に、上村については、主将として活動をするようになってから最初の数か月はとても大変だと思うので、助けられることがあれば助けたいと思っています。他の後輩たちにも、自分自身がこの部で教えてもらったことを還元していきたいと思っています。

野 松井さん、お話どうもありがとうございました。

以上4年生インタビューでした。ご精読ありがとうございました!


WRITER:野田龍
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